Sustainability

マテリアリティ(重要課題)

私たちは、経営の基本方針である「社是」、当社が存在する意義である「基本理念」、信頼される企業であり続けるためにと定めた「行動規範」に従い、当社の成長を通じ、持続可能な社会の実現に貢献したいと考えています。そのため、2019年4月に国連グローバル・コンパクトに署名し、グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンへ加入しました。国連グローバル・コンパクトが掲げる4分野10原則を支持し実行するため、SDGsで示されている社会的課題の解決や、ESG(環境・社会・ガバナンス)領域に率先して取り組み、お客様・株主様・従業員・サプライヤー・地域社会といった全てのステークホルダーの皆さまからの期待に積極的に応えていきます。社会のサステナビリティへの関心の高まりに応え、当社の取り組みをより活性化させるために、このたび11個のマテリアリティ(重要課題)を決定しました。

マテリアリティ(重要課題)の関連性

当社グループのサステナビリティ活動がめざす「お客様の課題解決を通じて広く社会に貢献する」の実現に向けて、 11個のマテリアリティ(重要課題)の関連性を「事業活動を通じた社会的課題の解決」と「社会的課題を解決に導く経営基盤の強化」に整理しました。

マテリアリティ(重要課題)に対する取り組み

印刷の枠を超えて、ロジスティクス、イベント、Web・システム、ネット通販、動画制作、半導体関連マスク、物販など、私たちの事業領域は拡大を続けています。しかしながら、社会的課題の解決のためにできることは無限にあります。持続可能な社会の実現に対する期待の高まりをビジネスチャンスと捉え、印刷業という業種の壁を破り、印刷会社のイメージをくつがえし、マテリアリティ(重要課題)に積極的に取り組みます。今後は、事業戦略と連動した目標(施策・KPI)の具体化を竹田マネジメントシステムを通じて、進めてまいります。

項目 マテリアリティ
(重要課題)
ESG 7つの中核課題
(ISO26000)
責任者 主な取り組み
事業活動を通じた
社会的課題の解決
E 環境 竹田iPグループ
事業会社役員
紙媒体とデジタル媒体の融合を推進
カーボンニュートラルの実現に向けた取り組み
  • ・ISO14001およびFSC森林認証の運用、管理
  • ・エシカルペーパーの提案
  • ・環境に配慮した印刷手法
  • ・限りある資源の有効活用
  • ・原材料、省エネルギー、大気への排出、排水および廃棄物などの管理
S 消費者課題 お客様満足度No.1企業に向けた取り組み
お客様の課題解決を促進
お客様のコミュニケーション支援および販売支援
紙媒体とデジタル媒体の融合を推進
  • ・ワンストップソリューションの強化
  • ・お客様の置かれている状況とビジネスモデルを深く理解する
  • ・お客様との協業による社会的課題の解決
  • ・低コスト生産体制の構築
  • ・半導体関連マスク事業の強化
  • ・新事業の開発
  • ・ISO9001およびISO27001の運用、管理
社会的課題を解決に導く
経営基盤の強化
公正な
事業慣行
サプライヤーの皆様と対等で公正な取り引き実施
良好なパートナーシップの構築
  • ・技術、情報の相互交流などによる信頼関係の構築
  • ・改善策の推進による共存共栄
労働慣行 竹田iPグループ
事業会社役員
竹田iP
ホールディングス
経営統括本部長
多様な人材の活用推進
労働安全
健康経営
  • ・様々な教育制度により社員の能力向上やキャリアアップを推進
  • ・福利厚生の諸制度による社員や家族の生活をサポート
  • ・労働災害発生防止の徹底
人権 ダイバーシティと
ワーク・ライフ・バランスの推進
  • ・女性活躍のための制度の充実と社員の意識改革
  • ・実労働時間の短縮
  • ・生産性を高め場所や時間に縛られない柔軟な働き方
  • ・仕事とプライベートの両立と質的向上の確立などの働き方改革を推進
コミュニティ 地域社会との信頼関係の構築
  • ・安心安全な地域社会づくりのための地道な地域貢献活動の継続的実施
G 組織統治 透明性のある企業として
コーポレート・ガバナンスの強化、
コンプライアンスの徹底
  • ・経営の透明性と健全性の確保、迅速な意思決定と適切な事業遂行
  • ・法令順守と倫理の確保などに向けて組織管理体制の確保
  • ・コーポレートガバナンス・コードへの対応
  • ・ISO27001およびPマークの運用、管理
株主、投資家の皆様への対応
  • ・適時適切な情報開示の実施
  • ・株主、投資家の皆様との対話